妻の多肉と庭いじり

土いじりがしたい妻のために家を建てました

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多肉植物の育て方

多肉の育て方について備忘録です。

初心者さんの参考になれば。

 

環境

日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。

春秋冬はできるだけ直射日光に当てて、夏日差しが強すぎる場合は遮光してあげましょう。

遮光する目安としては、日光で肌がジリジリ痛い時です(妻談)。

最近は春や秋でもかなり暑い日があるので、そういったときは遮光しておくと安心です。

 

小さい苗やまだ根付いていない買ったばかりのカット苗等は直射日光に負けることがあるので、最初は遮光して徐々に日光に慣らしてあげます。

葉挿しも直射日光下よりは遮光下の方が安心です。

 

遮光ネットですが我が家では20~50%遮光のものを使用していますが、これはお住まいの環境によって最適なものが異なるので色々試してみてください。

100円ショップにも売っているのでまずはそちらから試してみるのもありだと思います。

 

真夏遮光してもダメになるときがあります。

そういうときはいっそ日陰に入れてしまうのも手です。そして水やりを最低限にして秋が来るのを待ちます。

アパート時代、南向きのベランダで多肉を育てていましたが、ほとんどダメにすることはありませんでした。(真夏は太陽が真上にあるのでベランダには日が入りません)

水やりは下葉にシワが入ったときにしかしていませんでしたが、それで大丈夫でした。

多肉、乾燥に強いですね。

おいおい日当たりの良い所に置けって言ったじゃないかと言われるかもしれませんが、ダメになるよりましです。逃げるが勝ちです。

↓昨年夏のご様子

 

直射日光にあたると焦げることもあります。

株全体が焦げた場合修復は難しいですが一部であれば成長するうちに新しい葉が展開していき、綺麗になりますので地道に育てていきましょう。

↓昨年焦がしたホワイトシャンペーン

↓こちらは全体が焦げてそのままお陀仏となりました。

 

お店に行くとインテリアとして多肉植物を売っていることがありますが、室内で育てるには育成ライトや扇風機を購入するなど多少設備が必要です。

寒い地域を除いて、冬でもできるだけ屋外で育ててほしいです。※ただし寒波時を除く

どうしても屋内で育てると屋外の日当たりには負けてしまうので、徒長しやすくなります。

屋内しか育てる環境がない人は育成ライトで日照不足にならないように、また風がないと思うので扇風機やサーキュレーター等で空気の循環を作ってあげましょう。

 

大きすぎず小さすぎない鉢を選びましょう。

タニラーが良く使う鉢はプレステラ90、A-25、シャトル鉢(八角鉢)、素焼き、黒ポリポット、リメ鉢などがあります。

地上部の大きさや根の多さ、どれだけ大きくしたいか等によって選びましょう。

迷ったときは苗の直径と同じくらいの大きさの鉢を選べば良いです。

あと最近だと2号、2.5号のスリット鉢も人気があります。

我が家では大きく育てたい多肉や群生多肉はプレステラ90、それ以外はA-25、保険株や葉挿しは黒のポリポットで育てています。

 

土と水やり

土は水はけが良いものを選びましょう。

うちだと培養土:赤玉土鹿沼土=1:1:1でブレンドしていますが、お住まいの環境や多肉の種類により最適な土は異なります。

風がよくあたり日当たりも抜群な環境だと多肉が水を吸う前に乾いてしまい、頻繁な水やりをする必要が生じます。

そんなに頻繁に水やりする暇無いわ、という方は水もちを良くするために培養土を多めにするのも良いかもしれません。

逆に少し湿っぽい?環境で育てている方は土の乾きを良くするために鹿沼土を多くすると良いです。

 

薄葉多肉は水切れを起こすと葉先からカリカリになってしまうので、水やりを他より多めにするか、水もちの良い土にすることをおすすめします。

土で調整するか水やりで調整するかは自由ですが、自分は土を統一して水やり頻度を個別にしています。

↓葉先カリカリカンテ

 

基本的に多肉にウォータースペースは必要なく鉢満杯になるまで土を入れます。

 

水やりは土が完全に乾いて下葉をさわるとぺなぺなしている状態(下葉に少し皺が入っている状態)でやると失敗が少ないです。

土が乾いたかどうかは鉢を持ってみて、重さを確かめると分かりやすいです。

水やりするうちに土のかさが減ったらたまに追加してあげます。

 

植物全体に言えますが土の中の乾湿のメリハリをつけてやると良く成長します。

 

植え替え

秋と春が適期ですが、慣れれば夏と冬に植え替えても大丈夫です。

うちだと梅雨時に根っこが張っていてほしいので、秋に植え替えをすることが多いです。

植え替えるときは、根鉢を完全に崩して手で取れる古い根っこは取ってしまいます。

↓こんな根鉢は崩して新しい根っこの生長を促しましょう。

植え替え後、我が家では涼しい季節は直射日光下で管理していますが、真夏等の暑い日の場合は根が張っていないとバテてしまうので遮光下で根が張るまで管理します。

水やりは植え替えてすぐ行いますが、本当は新しい根が出るまで待ってからのほうが安心です。

 

怪しい多肉を発見したとき

下葉が黒ずんでたり葉がどんどん落ちるような多肉を発見したら、茎を見てみましょう。

黒ずんでいたら躊躇せずにカットすることをおすすめします。

そのままなにもケアせずに復活することもありますが、経験上ダメになることの方が多いです。

カットしてみて腐っているようなら茎が綺麗になるところまでカットしましょう。

カットしてみると案外平気だったということもありますが、その場合は切った茎からも子株がでる場合があるので保険株が増えるわーと喜んでおきましょう。

↓下葉が黒ずんで落葉しているやばそうなこれを切ると…

↓ぴょこぴょこ子株がでてくるときがありますので水やりして成長を促しましょう

 

多肉がダメになったとき

最善の注意を払っていてもダメになるときはあります。

またプロの生産者さんでもダメにしてしまう時があります。

こればかりはしょうがないことです。

完全にダメになった多肉は諦め、置場所問題解決!とポジティブに喜んで次の多肉狩りにいきましょう。

↓今年の被害者の方々

同じ品種に何回チャレンジしてもダメになるものもあるので、そういうときは「この子はうちの環境では無理なんだな」と諦めるのも大事です。

ちなみに我が家だとベビーフィンガーが毎回ダメになるので育てるのを諦めました。

 

最後に

色々と書きましたが、結局のところ住んでいる環境と育てているもので異なるので色々と試してみてください。

多肉は成長がゆっくりなので毎日の変化としては少ないですが、育てているうちに確実に可愛くなります。

おすすめは世話がギリギリできないぐらいの量の多肉を集めて、放置しておく多肉をつくることです。

世話をしていない知らない間に可愛くなっています。

また過酷な年を越えていけばいくほど強い多肉になっていくので、是非ムキムキマッチョな多肉を作っていきましょう。

 

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