最近本当に涼しくなりました。
庭の多肉達も一部紅葉しています。
さてこの多肉の紅葉、なぜ起きるのでしょうか。
植物は環境変化によるストレスを感じても人間のように移動することはできません。
人間や動物であれば暑ければ涼しいところに避難し、寒ければ暖かいところに逃げることができますが、植物は根が張っています。
そこでそのようなストレス環境下でも生き延びようと植物自身が反応します。
その一つが紅葉といわれています。
一般的に気温が低下すると、葉の光合成の機能も低下します。(人間も冬になると動くのが億劫になり、炬燵からでられなくなりますしね)
その際同じ照度の太陽光が当たり続けると植物にとっては過剰な光エネルギーを受けてしまうことになります。
そうなるとクロロフィルが分解されてしまい、光合成ができなくなってしまいますが、それを防ぐために紫外線を吸収するアントシアニンが蓄積されます。
夏に遮光が足りていなかった部分の多肉が紅葉することがありますが、その場合も日照が強すぎてクロロフィルがまいっちゃうのを防ぐためにアントシアニンが蓄積されているんですね。
多肉がストレス(真夏の直射日光や冬の寒さ等)を感じると葉にアントシアニンや色素を合成し、植物体を守るというわけですね。
ちなみに冬に一方向からばかり太陽を浴びていると、反対側は緑のままということもあるので、たまに鉢を回転させてやると全体的に紅葉して綺麗に見えます。
とまぁつらつら書いてしまいましたが、紅葉した多肉は可愛いです。
ただそれだけです。
専門家でもないので間違いがあればご容赦願います。
そういえば沖縄では冬でも紅葉しないため多肉を冷蔵庫に入れると聞いたことがありますが、本当なのでしょうか…